オンライン配信
オンライン配信に掛かる費用はどれくらい?|外注の相場と押さえておきたいポイントを紹介
オンライン配信が多数行われるようになった現在、自社、あるいは個人でオンライン配信をやってみたい、と考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、オンライン配信をするにあたって、気がかりのひとつに「費用がどれくらい掛かるのか」ということが挙げられます。
今回は、オンライン配信に掛かる費用について、自分で配信する場合と外注する場合のそれぞれについて解説します。さらに、外注する前に気をつけたいポイントについても紹介するので、参考にしてみてください。
オンライン配信に掛かる費用とは? 自分で配信する場合
まずは、自分で配信の用意をする場合に掛かる費用について見ていきましょう。
クオリティにこだわらなければ手持ちのPC&無料アプリでも
配信の質にこだわらないのであれば、手持ちのカメラ&マイク付きのパソコンまたはスマートフォン、ネット環境、無料でオンライン配信できるプラットフォームやアプリがあれば、すぐに配信を開始することが可能です。
自分でオンライン配信するために必要な機材と費用とは
手持ちの機材を使用して無料で配信をすることは可能ですが、画質や音質が劣っていたり、配信に必要な機能が制限されていたりといった不都合が出てきます。
満足いくクオリティの配信をするには、やはりある程度は費用をかけて機材を揃える必要があると言えるでしょう。
オンライン配信に必要な機材については、詳しくはこちらをご覧ください。
オンライン配信にはどんな機材が必要?マイクやカメラなど用意したいものを紹介
1. 撮影に必要な機材|スマホ・PC・カメラなど
オンライン配信を行うために必要な機材としてまず挙げられるのは、撮影を行うための機材です。ビデオカメラやスマホなど、映像を撮影するための機材は必須と言えるでしょう。
カメラの価格は、製品のグレードによってかなり幅があります。また、配信内容によってはカメラを複数台使用したい、というケースもあるでしょう。そのため、機能と価格のバランスを考慮して選ぶ必要があります。
オンライン配信に使用するカメラについて、詳しくはこちらをご覧ください。
オンライン配信にはどんなカメラを使う? 選び方のポイントとおすすめカメラ10選を紹介
2. 音声に必要な機材|マイク・ミキサーなど
次に、音声入力に必要な機材が挙げられます。パソコンに内蔵されているカメラやスマートフォンでも音声入力はできますが、クオリティを求めるなら外付けマイクを用意することをおすすめします。
さらに、音楽や演奏を高音質で配信することを目的としたり、音声に編集や加工をして配信したりするには、ミキサーやオーディオインターフェースといった周辺機器も必要になります。
オンライン配信に必要なマイクについて、詳しくはこちらをご覧ください。
オンライン配信にはどんなマイクが必要?マイクの種類や配信の前に確認しておきたいポイントを紹介
3. 配信に必要な機材・環境|PC・エンコーダーなど
その他に必要な機材に、撮影した映像や音声を、ネット上で配信するためのパソコンや動画などをデジタル化するためのエンコーダーがあります。
また、安定してネット環境につなぐためには無線LANやWi-Fiを使用するより、有線LANが利用できる環境を整える方が望ましいでしょう。
さらに、実際に公開・視聴をするプラットフォームやアプリも必要です。プラットフォームにはYouTube Liveやインスタライブ、Zoomなどが挙げられます。
プラットフォームは無料で利用できるものもありますが、配信の時間やデータ量に制限がかかり、画質や音質が劣化してしまう可能性も考えられます。
オンライン配信するためのアプリやプラットフォームについて、詳しくはこちらをご覧ください。
ライブ配信アプリはどう選ぶ? おすすめ配信アプリ・プラットフォーム22選を紹介
自分で配信をするのは難しい?
オンライン配信を行うためには、さまざまな機材が必要です。また、機材を扱うためのスキルや、パソコンに関する知識も必要になってくるでしょう。これらの知識は、もちろん学べば習得できますが、一朝一夕で得られるものではありません。
それでもすぐにオンライン配信をしたい、と考えるならば、機材が準備されていたり、プロのサポートを受けられたりする配信スタジオを利用することがおすすめです。
オンライン配信を外注すると費用はどれくらい?
配信スタジオを利用し、機材やスキルのサポートを受けながらライブ配信をすると、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか?
ここからは、オンライン配信を外注するときの相場について紹介します。
利用料金はどうやって決まるの?
まずは、オンライン配信を外注するときの利用料金が、どのように決められているのかを見ていきましょう。
1. 会場の利用料|オンラインスタジオ・ホールなど
オンライン配信を外注する利用料の内訳として、大きな要素のひとつに、会場の利用料が挙げられます。スタジオやホールを用意している業者に外注する場合、そういったスタジオの利用料も含めて価格が決まります。
また、撮影や配信を行ってくれる専属のスタッフがいる場合、スタッフの交通費が必要になることもあります。
オンライン配信スタジオについて、詳しくはこちらをご覧ください。
オンライン配信スタジオとは? 利用するメリットと選び方を解説|自社でスタジオを準備するには
2. 配信に必要な機材の数|カメラ・音響機材など
カメラや音響などの機材を、どんなものをどれだけ使用するかによっても、利用料金が変わります。配信する内容や規模によっては多くの機材が必要となってくるので、それだけ利用料金が高くなります。
3. 配信時間|延長料金もチェックしよう
利用料金の大きな要素として、配信時間も挙げられるでしょう。長時間配信をすればするほど、スタッフや機材を利用することになるので、かかる費用が高くなります。
一般的には、スタジオを利用する時間ごとに料金が決まっていることが多いので、時間内の料金と、延長した場合の追加料金をきちんと確認しておきましょう。
4. スタッフの人数・サポートの範囲
配信をサポートしてくれるスタッフの人数によっても、利用料金が変わる場合があります。
また、当日の配信に関わる撮影や音響のみをサポートするのか、配信前の企画段階からサポートしてもらえるのか、といったように受けられるサポート範囲もスタジオによって違います。
さらに、配信で使用する映像や音声の制作、広告やイベント告知の動画制作といったことを請け負ってくれる業者もあるので、オプションについてしっかり確認しておく必要があるでしょう。
オンライン配信に掛かる費用の相場を紹介
オンライン配信に掛かる外注費用が決まる仕組みについて、おわかりいただけたと思います。それでは、オンライン配信を外注する際の、実際の相場を見ていきましょう。
5~15万円|小規模なウェビナー・セミナーなど
配信者も視聴者も少人数を想定した小規模なウェビナー・セミナーで、できるだけ安く配信を行いたいなら、5〜15万ほどの予算が必要となります。
この場合はカメラ1台とサポートしてくれるスタッフが1名、観客は無しで登壇者のみの配信用となるでしょう。イメージとしては、予備校やカルチャーセンターのオンライン講義が近いものになります。
30万円前後|中規模イベント・クオリティUP
30万円前後の予算が組めるのなら、スタジオや会場を借りた講演会のような配信を行うことができます。セミナーやイベントの配信で最も利用者が多い価格帯も、このあたりです。
一般的に「講演会」「セミナー」といわれて想像する規模、と考えてよいでしょう。無観客ではなく、会場で観覧する観客を集めたイベントの配信用に使用されることが多いです。
カメラはステージ上を映すものと会場全体を映すものの2台、さらにそれを操作するスタッフが必要になります。この価格帯では、ステージ上でパフォーマンスを行う場合の映像やスライドなどの演出を加えることも可能です。
50万円以上|大規模なイベントにも対応可能
50万以上の予算を取ることができれば、かなり大規模なイベントにも対応することができます。低価格・中価格帯と比較して、音声機材に一番大きな差が出てきます。
この価格帯以上のイベントとなるとカメラが複数台となり、登壇者とカメラの距離も出てしまいます。また、観客も多くなるため雑音が入りやすくなり、登壇者ごとにピンマイクやワイヤレスマイクなどを用意する必要があります。
さらにそれぞれのカメラを操作するスタッフ、BGMや動画の演出、ステージ上で大きな動きのパフォーマンスも可能になるなど、柔軟な対応をしてもらえることが多いです。
大規模イベントとなると費用は固定されず、イベント内容や準備期間、配信時間などによって価格が設定されることが多いです。50万円以上というのもあくまで目安とし、実際の費用は利用する業者に問い合わせてみてください。
オンライン配信を外注する前に押さえておきたい3つのポイント
外注する利用料金の概要を理解したところで、オンライン配信を外注する前に押さえておきたいポイントについて、見ていきましょう。
1. 希望する内容を明確にしておこう|配信方法・クオリティなど
まずは、配信したい内容を明確にしておきましょう。イベントの規模だけでなく、配信方法や望むクオリティ、イベントの内容や配信の目的など、方向性をあらかじめ決めておく必要があります。
2. 目的に合ったスタジオ・代行会社を選ぶには|実績・アクセスの良さなど
配信したい内容が決まったら、目的に合ったスタジオや代行業者を選ぶ必要がありますが、どういった点に気をつければよいのでしょうか?
代行業者を選ぶ際には、実績を確認してみましょう。業者によって、どんな配信を得意としているのかに違いがあります。同じような配信や同業他社の実績が多ければ、それだけノウハウを蓄積していると考えられるので、的確なサポートを受けることができるでしょう。
また、アクセスの良さも大切です。基本的に、代行業者やスタジオには最低限の機材が揃っていると考えてよいですが、中には使い慣れたものを使いたい、あるいはサンプルや素材を持ち込んで配信をしたい、というケースもあります。
その場合、アクセスの悪いスタジオを選んでしまうと、機材の持ち運びに時間と手間がかかってしまいます。
ゲストを招くセミナーや観客を入れる場合も、別途送迎が必要になってしまう可能性があります。同じような実績・価格の業者であれば、交通アクセスの利便性で選びましょう。
スタジオ選びで必要な要素|プラットフォーム・機材搬入など
業者がどんなプラットフォームに対応しているかも重要な要素です。たとえば、YouTube Liveで配信をしたいと考えているのなら、YouTube Liveに対応している業者を選ぶ必要があります。
配信プラットフォームごとにユーザーの世代や属性が違うので、配信内容に合わせたプラットフォームを選ばなければなりません。代行業者が、利用したいプラットフォームに対応可能かどうかあらかじめ確認しておきましょう。
また、大きな機材や素材を持ち込みたい場合には機材搬入口があるかなど、自社の求めるものを満たしているかどうかをチェックしましょう。
3. 複数のスタジオを比較・見積りを取ろう
イベントの規模や予算、使用したい機材などが決まってもすぐに外注せず、複数のスタジオや業者を比較し、可能なら見積りを依頼しましょう。
単に利用時間による価格だけを比較して安価だったとしても、スタジオの利用料金のみで機材やスタッフのサポートは別料金、といったケースも考えられます。具体的なイベントの規模や配信時間、内容などを具体的に決め、業者に伝えて見積りを取るようにしましょう。
希望する内容を明確にして目的に合ったスタジオ・代行会社を選ぼう!
オンライン配信にかかる費用は、利用時間だけでなく、行いたいイベントの規模や利用したい機材、スタッフのサポートなどによって変わってきます。相場を参考に、どんな配信を行いたいのかを明確にし、目的に合ったスタジオや代行業者を選びましょう。
オンライン配信スタジオKOUTENでは、必要機材を揃えており、配信内容に合わせた撮影スタッフもご用意しております。もちろん、機材や素材の持ち込みも可能で駐車場もご用意しております。
撮影・機材・専属スタッフも全て含めて1時間ごとの利用料金のみという、シンプルな1プランで提供しておりますので、オンライン配信スタジオをお探しの方は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。