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撮影・録画技術

TriCaster(トライキャスター)とは? 基本的な機能と使い方を紹介

TriCaster(トライキャスター)とは? 基本的な機能と使い方を紹介

映像の制作や配信をする方のなかには、「TriCaster(トライキャスター)」の名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。トライキャスターは世界でも名の知れたツールで、制作や配信などビデオ業界のさまざまなシーンで活用されています。

そこで、今回は、トライキャスターに焦点を当て、どんな機能や使い方ができるかについて紹介します。興味のある方はどうぞ最後までご覧ください。

TriCaster(トライキャスター)とは?

TriCaster(トライキャスター)とは?

オンライン配信に便利な機材や道具にはさまざまなものがあります。そのなかで、今回は「TriCaster(トライキャスター)」に注目しました。ここでは、トライキャスターとはどんなものなのかという概要を説明していきます。

米国NewTek社が開発したマルチメディアスタジオ

トライキャスターとは、アメリカのNewTek社が生み出した、映像制作に関連するさまざまな機能が搭載されたオールインワンシステムです。

Zoomミーティング・Skypeなどのオンライン会議ツールや、NDI・RTMPなどのIPビデオソースなどに対応。ライブ配信や番組の制作に必要な機能が1つに詰め込まれているので、それぞれの機器を必要としないというメリットがあります。

NewTek社とは?

NewTek社は、Tim Jenison氏によってアメリカで1986年に設立された企業です。「Video Toaster」という商品により、ビデオ業界で一躍有名になりました。

その後、2005年に発表されたトライキャスターは、クリエイター本人がコンテンツを視聴者に直接配信できるマルチシステムとして画期的な技術が評価され、世界的に浸透していきました。

NewTek社は、現在もビデオ産業の改革者として日々進歩を続けています。

どんな製品があるの?

トライキャスターはシリーズ商品です。販売されている機器の種類を紹介します。

  • TriCaster 2 Elite
  • TriCaster 1 Pro
  • TriCaster TC1
  • TriCaster Mini 4K
  • TriCaster Mini Advanced R2

このうち、TriCaster Mini Advanced R2については後ほど詳細を解説します。

トライキャスターにできることとは? 基本的な機能と使い方を紹介

トライキャスターにできることとは? 基本的な機能と使い方を紹介

ここからは、トライキャスター全般において使える基本的な機能と使い方を紹介します。

1. 映像のスイッチング|数台のカメラが切替可能

テレビ番組などで、場面ごとに視点の違う映像に切り替わるものを見たことがある方も多いのではないでしょうか。その映像切り替え機能のことを「スイッチング」と呼びます。

トライキャスターにはスイッチング機能が搭載されており(「スイッチャー」とも呼ばれます)、複数台設置されているカメラや、動画・静止画像データのスイッチングが可能です。

2. 質の高い映像制作・配信をサポートするワイプ・トランジション

トライキャスターには、デフォルトで数百種類ものワイプやトランジションが搭載されています。多彩なエフェクトを使って質の高い映像を思い通りに作ることができ、映像制作や配信をサポートしてくれる便利な機能です。

ミックスエフェクト(M/E)の自由度も高く、オリジナリティあふれるビデオミキシング(動画と音声を組み合わせて1つの映像を作ること)やコンポジティング(複数の動画や画像を合成させること)を行うことができます。

3. クロマキー合成|鮮明なリアルタイム合成映像を可能に

クロマキー合成とは、撮影時に被写体のバックにグリーンやブルーの背景を使用し、その背景の部分に別の画像や映像を合成させる機能です。トライキャスターではリアルタイムに合成を行うことができ、クリアで高品質なクロマキー映像を配信できます。

クロマキー合成については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてお読みください。
グリーンバック(ブルーバック)を使ったクロマキー合成の基本を知ろう

4. ヴァーチャルスタジオ|仮想スタジオでより配信を見栄え良く

ヴァーチャルスタジオ機能とは、仮想のスタジオセットのことです。30種類以上搭載されており、あたかも本物のスタジオで撮影しているかのような臨場感ある映像を制作することができます。十分な撮影環境がない場合にも便利です。

さらに、拡張現実エフェクトという機能を使用すると、セット内に新たなヴァーチャルセットシーンの次元を組み込むこともできます。

小さいけどパワフル! TriCaster Mini Advanced R2とは?

動画配信スタジオ「KOUTEN」でもトライキャスターの機材を導入しています。前述したようにトライキャスターにはいくつかの商品がありますが、KOUTENで設置しているのは「TriCaster Mini Advanced R2」。どんな特徴や機能があるのか解説します。

TriCaster Miniシリーズのひとつ

TriCaster Mini Advanced R2は、「TriCaster Mini」のシリーズ内の商品です。SDIモデルとHDMIモデルがあり、KOUTENではSDIモデルを採用しています。TriCaster Mini Advanced R2がどのようなスペックを持つのか、以下で特徴を取り上げます。

より高品質なストリーミング&出力が可能に|最大4系統のマルチビュー出力

グラフィック面の特徴としては、パワフルな内部処理能力を持つ「Quadro P1000 GPU」を搭載し、従来以上に品質のよいストリーミングとビデオ出力ができるようになりました。最大4系統のマルチビュー出力も可能です。

ストレージはSSDを採用|起動が驚くほど速く

内蔵ドライブのストレージにはSSDという記憶装置を採用しており、起動が非常にスピーディーです。さらに、USB 3.1ポートとUSB-Cポートが外付けされ、高速伝送のUSBドライブを効率よく使用して同時に複数のレコーディングが行えます。

システムの高い信頼性|起動音も静かに

システム面では静かな電源ユニットを採用しており、起動音や動作音を気にせずに使用できます。

こんな場面におすすめ|イベントやセミナーの収録・生配信など

TriCaster Mini Advanced R2の利用場面としては、クロマキーを使った番組の収録・配信や、イベント・セミナーの生中継などにおすすめです。利用してみたい場合は、KOUTENにご相談ください。

トライキャスターは高品質な動画の制作・配信をサポートする優秀な機材!

トライキャスターは高品質な動画の制作・配信をサポートする優秀な機材!

今回は、映像配信や番組作りをサポートしてくれる「トライキャスター」という機材について紹介しました。スイッチングやエフェクト、合成、仮想のスタジオセットなど、便利な機能が1つに凝縮され、1台あると非常に重宝します。

なお、お伝えしたように、KOUTENにはTriCaster Mini Advanced R2を設置しています。自社で所持している機材の持ち込みもでき、より便利で柔軟性のある使い方ができるオンライン配信スタジオです。利用を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。