オンライン配信
オンライン配信ではどんな事前準備が必要?本番の成功を左右する準備の重要性
オンライン配信を開催するときには、企画や使う道具の用意などの事前準備が欠かせません。どのような準備が必要なのかを詳しく知り、本番までにしっかり備えを行いましょう。
また、スタジオ配信を利用する方法も紹介します。配信を予定している企業の参考になれば幸いです。
オンライン配信/スタジオ配信で行うべき事前準備
オンライン配信やスタジオ配信を開催するときはどのような事前準備をしなければならないのか、順番に見ていきましょう。
1.目的を決める
はじめに、何のため・誰のために配信を行うのかという目的や、配信によってどんな結果を得たいのかという目標(ゴール)を定めましょう。
知名度の拡大・新規顧客の獲得・ブランディング・営業活動・人脈や販路の拡大など、目的や目標を明確にすることで、その後の方向性が決まりやすくなります。
2.企画を行う
1で決めた目的や目標に基づき、配信の内容について計画を立てます。ターゲットが何を求めているのか、どんな課題を抱えているのかを考えることも重要です。
内容が決まったら、本番までのスケジュールを作成し、スタッフ内で役割分担をしながら各自のやるべきことを進めましょう。
3.司会用の台本や配信で共有する資料を作成する
司会進行役を決め、とどこおりなく進行するための台本を作ります。タイムスケジュール(進行表)も作成し、時間配分に気をつけなければなりません。
なお、司会者の役割や司会の流れ、台本の例文は、以下の記事に掲載しているので参考にしてください。
参考記事:オンラインセミナーにおける司会の役割とは? 司会進行の流れを台本の例文つきで紹介
また、配信の際に参加者に見せる資料の作成も必要です。グラフや画像などを使う、文字を大きくするなどして、見やすさに配慮しましょう。
4.配信方法や配信プラットフォームを決定
まず、配信方法としては
- ライブ配信:リアルタイムで行う配信
- オンデマンド配信:事前収録したものを配信
があり、リアル会場に参加者を集めつつオンラインでの配信も行う「ハイブリッド配信」という方法もあるため、自社に適した方法を決めなければなりません。
また、どのプラットフォーム(配信ツール)で配信するのかも決めましょう。プラットフォームはさまざまな種類があり、料金体系や利用できる機能などに違いがあります。後ほど3種類のツールを紹介するので、あわせてご覧ください。
5.配信に使用する機材や通信環境の準備
オンライン配信では、マイク・カメラ・照明・PCなどさまざまな機材が必要なため、準備しましょう。どんな機材を用意すればいいのかや各機材の役割については、下記の記事も参考にしてください。
参考記事:オンライン配信とは?必要な配信機材やプラットフォームを紹介
インターネット環境は速度や安定性を考え、占有の有線光回線を利用するのがおすすめです。
オンライン配信ではトラブルが起こりやすい
準備をしていても、映像や音声の乱れなどのトラブルが発生する可能性はあります。トラブル時に速やかに対処できるよう、予備を用意する(冗長化)方法も有効です。
オンライン配信におけるトラブルの詳細は、以下の記事で解説しています。
参考記事:オンライン配信でトラブルが起きたら?ライブ配信の失敗例や対策法を紹介
参加者にも事前にアナウンスしておく
推奨するネット環境やブラウザなどを、前もって参加者にも伝えておきましょう。また、配信中に雑音が入らないように音声を切ってもらう・参加者の姿を映らないようにしてもらうなど、当日のマイクやカメラのオン・オフについても周知しておくことが大切です。
6.スタジオ・会場のレイアウトや機器の配線を考える
機器・出演者の配置や配線をどうするかを考えることも必要です。配信会場のコンセントの位置も考慮に入れましょう。さらに、機器同士をつなぐ結線(ルーティング)や、必要なケーブルのタイプ・長さ・本数なども考えなければなりません。
7.集客を行う
オンライン配信の参加者を募りましょう。ターゲット層も考えながら、Instagram・TwitterなどのSNSを利用する、自社サイトに掲載する、案内メールを送る、Web広告を出稿するなど、さまざまな方法で告知して集客することが大切です。
集客については、下記のページも参考にしてみてください。
参考記事:オンラインイベントとは?効果的な集客を行うポイントや主な集客方法について紹介
リマインドメールを送ろう
開催日まで日数が空く場合などは、参加者にオンライン配信があることを忘れられてしまう可能性があります。そのため、前日や当日など数回に分けてリマインドメールを送り、参加率を上げる工夫をすることも大切です。
8.リハーサルを入念に行う
本番当日の1週間前までにリハーサルをします。機材などの動作確認はもちろんのこと、出演者も交えて本番と同じ流れで進行し、問題点を見つけて対処することが大切です。
オンライン配信をするにあたってリハーサルはとても大事なものなので、下記のページで詳しいやり方をチェックしてみてください。
参考記事:オンライン配信の準備はリハーサルが肝心!やり方を解説
事前準備だけではない!アフターフォローや振り返りも大切
オンライン配信は、事前準備や本番までで終わりではありません。そこで、終了後に行いたいフォローや振り返りについても紹介します。
なお、時間が経つごとに参加者のモチベーションが薄れていくため、配信の終了後早めに行うことも重要です。
アンケートを取る
参加者のステイタス・参加した理由・配信内容に対する意見や感想などのアンケートを実施します。アンケートに回答してくれた方に対して何らかの特典をつけると、回答率が上がりやすくなるためおすすめです。
お礼メールを送る
日数が経つと開封率が下がるので、当日または翌日までに、配信の参加に対するお礼メールを送信します。感謝の気持ちを伝えるとともに、今後の開催につなげる言葉を添えるのもよいでしょう。
データ分析・効果測定
アンケート結果や配信時に得られたデータをもとに、オンライン配信の効果を測定することも大切です。配信プラットフォームのなかには、顧客の情報や視聴データを取得できるものがあります。ただし、得られるデータはプラットフォームによって異なるため注意しましょう。
また、外部のデータ取得ツールと連携してデータを得る方法もあります。取得したデータはその後のマーケティングにしっかりと活かしましょう。
次回に向けた改善点の洗い出し
アンケートデータや分析・測定結果もふまえて、社内で問題点を洗い出し、改善に向けた行動を取りましょう。事前には気づかず実際に配信することで見つかった課題は、次回の開催にきちんと役立てることが大切です。
オンライン配信/スタジオ配信におすすめのプラットフォーム3選
つづいて、オンライン配信におすすめのツールを3つ取り上げます。
Google Meet
Googleが提供するオンライン会議ツール「Google Meet」。支社間や取引先との会議などに利用できるほか、ウェビナーを開くことも可能です。リアルタイムでデジタル式のホワイトボードを編集しながら進行することができるなど、便利な機能を搭載しています。
Google Meetについて、詳しくは下記のページも参考にしてみてください。
参考記事:Google Meetでウェビナーは開催できる?使い方やウェビナー開催に便利な機能についても紹介
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、ビジネスでもプライベートでも役立つ、通話・ビデオサービスです。ウェビナーなどのオンラインイベントに活用することもできます。参加人数や配信の規模などにあわせた柔軟な使い方が可能です。
Microsoft Teamsについては下記のページで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
参考記事:Microsoft Teamsでウェビナーを開催するには?各ツールの特徴や使い方を解説
Zoom
Zoomはオンライン配信でしばしば使われるツールの1つ。ミーティング形式(双方向)やウェビナー形式(一方向)で利用でき、活用シーンも多彩です。
デザイン性の高いヴァーチャル背景もたくさん用意されており、配信のバックに設定するとそれだけでもユニークなビジュアルになります。イベント時などに活用してみてください。
Zoomについては下記のページで詳しくお伝えしています。
参考記事:Zoomウェビナーの料金プランとライセンス購入手順を紹介! ミーティングとはどこが違うの?
スタジオ配信にはKOUTENがおすすめ
事前準備や当日運営などが不安な場合は、スタジオでのオンライン配信も検討してみてください。おすすめのスタジオとして、KOUTENについて紹介します。
撮影や配信に必要な機材が揃っている
自社で機材を購入しなくても、配信のための機材が揃っています。カメラ・スイッチャー・ミキサーなど、プロ仕様の本格的な機材を利用できます。
プロによるサポートを受けられる
プロのスタッフがオンライン配信をサポートするため、初心者でも安心です。配信の内容や規模、企業の状況などに応じて適切な提案を行います。
事前準備を十分に行ってオンライン配信を成功させよう
オンライン配信で成功を収めるためには、事前準備をぬかりなく行うことが大切です。やるべきことはたくさんありますが、計画的に進めていくことにより、参加者に満足してもらえる配信を行えます。
また、オンライン配信に慣れないうちは、KOUTENのようなスタジオでの配信も視野に入れてみてはいかがでしょうか。まずは一度、お気軽にお問い合わせください。