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オンラインセミナーを有料で開催するメリットとは|料金の決め方と開催の流れを紹介
オンラインセミナーの参加費は、無料の場合と有料の場合があります。有料で開催すると、参加者が少なくなりそうでマイナスにも感じられるかもしれませんが、実は大きなメリットがあるのです。
今回は、オンラインセミナーを有料にする場合のメリットや参加費用の決め方、セミナー開催までの手順などを説明します。無料と有料どちらにするか、値段をいくらにしようかお悩みの際は、参考にしていただければ幸いです。
オンラインセミナーを有料で開催するメリットとは?
ここでは、オンラインセミナー(ウェビナー)を行うメリットと、有料で開催するメリットを順番に解説していきます。
なぜおすすめ? オンラインセミナーを実施するメリットとは
まず最初に、オンラインセミナーのメリットをお伝えします。
オンラインセミナーについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
参考記事:オンラインセミナーとはどんなもの?|配信方法やメリット・デメリットも解説
1. 集客の範囲が広い
オフラインで会場で行うセミナーは、開催地から遠くに住んでいる方をターゲットにしづらい面があります。しかし、オンラインであればどこからでも参加できるので、国内外から広く集客できる点がメリットです。
また、オフラインでは会場の座席数・収容人数に限りがありますが、オンラインの場合は上限が広く、大人数が参加するセミナーも開催しやすいです。
2. オフラインに比べて費用が安め
オンラインセミナーは、オフライン開催に比べて費用が抑えやすい点もメリットです。会場のレンタル料や機材の使用料、資料・パンフレットなどの印刷費、受付スタッフの人件費などを削減できます。
ただし、社内でオンラインセミナーを行う場合、配信に必要な道具を揃えるためなどの費用が発生します。
3. 録画配信の利用で多くの人が視聴できる
オンラインセミナーの配信方法は、リアルタイムで行うライブ配信だけではありません。ライブ配信を録画してオンデマンド配信すれば、ライブ配信に参加できなかった人も視聴できます。繰り返し見直すことができるので、復習に役立ててもらうことも可能です。
なお、録画配信については、下記の記事で詳しくお伝えしています。
参考記事:ウェビナーのオンライン動画を録画して配信するメリット|Zoomを利用した録画配信の方法
オンラインセミナーを有料にするとなぜよい?メリットを紹介
前項をふまえて、ウェビナーを有料で実施するとどんな点がいいのかを解説します。
1. 費用の負担をさらに減らせる
前項の2でオンラインでのセミナー開催は比較的費用が抑えられるということを述べました。しかし、出費がゼロというわけではありません。セミナー開催にかかる必要経費は自社での負担が必要です。
そこで、ウェビナーを有料で開催すれば、徴収した参加費をセミナー運営費に充てることができるため、さらに費用の負担を減らせることになります。場合によっては、プラスの収益が生まれることもあるでしょう。
2. 意欲的な参加者が集まりやすい
無料セミナーの場合は、誰でも簡単に参加できる分、参加者の意欲にばらつきが出やすいです。なかには単なる興味本位の人や、業務命令でやむを得ず参加した人もいる可能性があります。
一方、有料で開催する場合、「お金を支払ってでも参加して学びたい」「このセミナーには参加費を払う価値がある」というように、無料時に比べて意識が高く質のよい参加者が集まりやすいのです。
セミナーの料金はどうやって決めるの?
有料でオンラインセミナーを開催するといっても、参加費をいくらに設定すればいいのか見当がつきにくい方もいるのではないでしょうか。そこで、セミナー料金の決め方を解説します。
なお、オンラインセミナーの参加費用は、1,000~3,000円程度が相場です。ただし、内容によっては、10,000円を超える料金設定が行われる場合もあります。目安として覚えておくとよいでしょう。
1. 開催時間の長さ
1時間のセミナーよりも、2時間、半日、あるいは1日かけて行われる開催時間の長いセミナーは、伝える内容のボリュームも大きく、参加者の期待値も高まります。
講師やスタッフの拘束時間も長くなるため、長時間のセミナーになればなるほど料金を高めに設定してもかまいません。
2. ターゲット層
セミナーのターゲット層を考えることも大切です。たとえば投資や不動産関連のセミナーと節約術セミナーでは、参加ターゲット層は大きく異なります。
経営者・投資家などの富裕層は高めに、学生や主婦などの場合は低めに、といったように、ターゲットに合った価格設定を行いましょう。
3. セミナーの内容|専門性
専門性の高さから価格を考える方法もあります。専門性の高いセミナーの場合、なかなか聴講できる機会がないため価値が高く、高額でも受けたい人が集まりやすい傾向です。
また、自社の商品やサービスのPRなど多くの人に広く知ってほしい場合は、安めに設定して参加しやすくしましょう。
4. 講師の知名度・実績
ウェビナーにその道の専門家や有名な講師を招くと、講演料は高くなりますが、その分集客力に期待できます。登壇する講師の知名度や実績に見合った参加費を考えましょう。
なお、自社(主催者)に大きな実績や大規模セミナーの経験がある場合、その点を加味して参加料を算出する方法でもかまいません。
5. コスト|ツール使用料・撮影費用
オンラインセミナーの配信ツールの使用料や、設備・機材などにかかる撮影費用といったコストを考慮することも大切です。
無料でも使用できるツールもありますが、機能やデータ容量などに制限があることが多いため、有料プランを選択することをおすすめします。ただし、プランやツールによっては数十万円かかる場合もあり、コストの差が激しいです。
ウェビナーの参加料金を下げたい場合は、コストを抑える方向で考えましょう。
参加費以外にも! オンラインセミナーを収益化する方法を紹介
ここからは、参加料を徴収する場合を含め、オンラインセミナーを収益化できるさまざまな方法を紹介します。
1. 参加費を集める|オンラインチケット販売
1つ目は、ここまで見てきたように参加費を集めて収益化する方法です。セミナー自体がオンライン開催なので、オンラインでセミナーのチケットを販売する形がおすすめです。
チケット決済サービスを利用しよう
オンラインチケットの販売方法は、2つのパターンがあります。1つはセミナー配信ツール内で決済する方法、もう1つはチケット決済サービスを利用する方法です。
配信ツールに決済サービスが付属していない場合は、チケット決済サービスを利用しましょう。参加者の人数や入金状況などを一括で管理でき、参加者リストと入金明細を照らし合わせる手間がかかりません。事前決済してもらえば、徴収しそびれる心配もなく安心です。
2. スポンサーを募る
参加者から収益を得るのではなく、スポンサーを募って出資してもらう方法もあります。ウェビナー中に企業のロゴや名前を出したり、企業の商品・サービスを紹介したりして、対価として報酬を受け取るのもよいでしょう。
また、スポンサー企業を見つけるのが難しい場合は、クラウドファンディングで支援者・サポーターを探すのもおすすめです。
3. 商品や権利、関連資料などを販売する
オンラインセミナーの終了後、セミナーに関する商品や権利、資料などを販売して収益を得る方法もあります。ビジネス・マネタイズ・マーケティングなど、ジャンルによっては参加者がつい購入したくなるようなものを売ることが可能です。
商材の販売につなげるセミナーを開く
販売・成約を目的とする場合、商材のコンバージョンにつなげるセミナーを開き、参加者の購買意欲をかき立てて収益を高めましょう。参加者が買い求めたくなるような料金設定であることも大切です。
ただし、売り込み色が強すぎる内容では不快に感じる参加者も出てくる可能性があります。セミナーコンテンツ自体の価値も高め、満足してもらえる内容にしましょう。
有料オンラインセミナーを開催する流れを紹介
オンラインセミナーで収益を得るには、いろいろな方法があることがわかりました。ここからは、有料でオンラインセミナーを開催するまでの流れ(やるべきことや準備)について紹介していきます。
1. セミナーの目的やゴールを設定しよう
まずはセミナーの計画を立てていきましょう。目的や目標(ゴール)を設定し、ターゲットを決めてから、細かい内容を詰めていきます。「オンラインセミナーの開催」自体を目的にしてしまわないよう、明確に決めていくことが大事です。
2. 配信環境・ツールを準備しよう
次に、どんな環境で配信するのかという方針を定め、準備を進めていきましょう。安定したインターネット回線が必要なほか、使用するウェビナー配信ツールの契約や設定なども、本番までに済ませておかなければなりません。
決済方法も決めておこう
前章の1の補助項目で、オンライン決済について触れました。有料のオンラインセミナーで決済サービスがセットになっていない配信ツールを利用する場合は、別途決済できるシステムを準備しておくことが必要です。
3. 告知・集客を行おう
準備と並行しつつ、オンラインセミナーの参加者を集めなければなりません。ホームページやSNSに情報を掲載したり、インターネットや紙媒体で広告を出稿したりしてセミナーの開催をターゲットに広く告知し、集客を行いましょう。
なお、オンラインセミナーの集客方法については、以下の記事で詳しくまとめています。集客にお悩みの際はぜひ役立ててみてください。
参考記事:オンラインセミナーの集客方法13選を紹介|集客効果を上げる8つのポイント
SNSやブログなどを利用しよう
オンラインでセミナーを開催する場合は、集客にもインターネットを積極的に活用しましょう。SNSやブログなどにターゲットの興味を引くようなタイトル・内容の記事を投稿し、多くの人に見てもらうことによって、よりたくさんの参加者が見込めます。
なお、有料オンラインセミナーの開催でSNSを利用する際は、ビジネスと相性がいいといわれるFacebookがおすすめです。若年層をターゲットにしているなら、気軽に投稿できてフランクな印象があるTwitterを利用するのもよいでしょう。
4. リハーサルをしよう
有料オンラインセミナーの開催にあたって、当日までに入念なリハーサルをしておくことも重要です。料金を支払って参加してもらっているので、無料セミナー以上に気を遣わなければなりません。
進行の確認や機材の動作確認、ツールの操作などをしっかりしておきます。また、当日は配信中の不慮のトラブルにも対応できるように、予備のインターネット回線や機材を準備しておくなどの備えも忘れずに行いましょう。
オンラインセミナーの有料開催はメリットあり!
オンラインセミナーを有料で開催すると、意欲的な参加者を集められ、収益性もあることがわかりました。参加料を払ってもらうほかにも、スポンサーを得たりセミナーに関連するものを販売したりすることによって収益化が可能です。
また、参加費用の相場や決め方のコツも紹介しました。ターゲットや内容などを考慮しながら適切な料金設定をし、多くの参加者を呼び込みましょう。
なお、KOUTENは各種ウェビナー配信ツールの生配信に対応しており、専門的な機材も整ったスタジオです。行き届いた環境で、これからオンラインセミナーの配信を始めたい企業にもおすすめなので、ぜひお気軽にご相談ください。