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オンラインセミナーには講師が必要!特徴や選び方を詳しく紹介
オンラインセミナーを開催する場合、講師の存在は欠かせません。講師の役割を学ぶとともに、自社の人物を講師にするのか、社外から講師を招くのか、それぞれのメリットや適切なシーンも知っておきましょう。
また、オンラインセミナーでの講師の選び方にも触れます。講師の人選にお悩みの企業は、ぜひ参考にしてみてください。
オンラインセミナーの講師とは
オンラインセミナーの講師とは、インターネット上で開催されるセミナーや講演会の講師のことです。講師を派遣してもらえるサービスもあり、要望に応じてセミナー経験が豊富で話の上手な講師を招くことができます。
オンラインセミナー講師の仕事内容
オンラインセミナーにおける講師の仕事は、自分の持つ専門知識やスキル、経験・体験を、カメラを通して受講者(セミナー参加者)に伝えることです。
教師などとは異なり、特に資格が必要なわけではありません。しかし、相手にとってどれだけ役に立つ話であるのかということや、話術(コミュニケーション能力)が求められます。
オンラインセミナーの講師2パターン
オンラインセミナーの講師には2通りのパターンがあります。それぞれの概要を説明しましょう。
社内講師
1つ目は、社内の人物が講師を行うパターンです。役職者・管理職など立場のある人が担うケースが多く見られます。
外部講師
2つ目は、外部から講師を招くパターンです。深い専門知識が必要など、社内に適した人物がいない内容のセミナーの際には、詳しい人物に講師をしてもらうのが適切といえます。
オンラインセミナーにおける社内講師と外部講師のメリット・デメリット
つづいて、オンラインセミナーでの社内講師・外部講師それぞれのメリットとデメリットを解説します。
社内講師のメリット
まず、社内講師を採用するメリットを3つ紹介します。
融通が利きやすい
内部の人物を講師にすると、外から講師を招く場合に比べてスケジュール調整などがしやすいです。社内ですべて完結し、アフターケアも行き届きやすくなります。
実状に応じた内容にできる
社内講師の場合、自社の実態が把握できるので、現状に合った内容のセミナーを展開できます。そのため、社内研修や企業ビジョンの講話などに適しています。さらに、社内にノウハウが蓄積されやすいという点もメリットです。
コスト削減
社内の人物をオンラインセミナーの講師に据えることにより、外部講師に支払う講演料を抑えられます。企業にとって、コストを削減できるのは大きなメリットです。
社内講師のデメリット
次に、社内講師のデメリットを3つお伝えします。
適した人材を見つけるのが難しい
1つ目は、講演に慣れていて話し上手な人物が社内になかなかいない可能性があることです。知識はあっても教えるスキルが発達しておらず、セミナーの質が低くなることもありえます。
講師への負担が大きい
セミナー講師になった人物は、通常の業務に加えてセミナーの内容を考えたり資料を作成したりしなければならなくなるため、負荷がかかってしまいます。講師がいる部署全体に影響が出る可能性もあることに注意が必要です。
緊張感や新鮮味を感じられにくい
見慣れた上司や同僚が講師だと、緊張感を感じにくい、新鮮味がないと感じる社員もいます。また、逆に知っている間柄だからこそ本音での発言がしづらいという可能性もあることに配慮しましょう。
外部講師のメリット
社内講師のメリット・デメリットに対し、つづいては外部講師のメリットを紹介します。
担当者の負担が減る
通常業務のほかにかかる負荷はなるべく抑えたいもの。外部の講師に講演を依頼する場合、資料の作成や準備は講師側で行ってもらえるため、社内のセミナー担当者の負担が抑えられます。
質の高いセミナーを行える
プロの外部講師は、話が上手で業界の最新情報やトレンドなどに精通しています。つまり、その道のスペシャリストからスキルやノウハウを学ぶことができるため、受講者側のモチベーションも上がりやすいです。
特に、ビジネス関連のセミナーや管理職への研修などには、外部講師が適任といえるでしょう。
受講者が集中して聞きやすい
外部講師の場合、社内講師に比べて緊張感ができ、受講者が話を真剣に聞こうとする態勢になりやすいです。知識が深く話術に長けた講師の話であれば、集中して聞きやすくなり、しっかり学んで吸収しようとする意識が働きます。
外部講師のデメリット
メリットがある反面、外部講師にもデメリットがあるため、2つの点を解説します。
スケジュールやセミナー内容の調整が難しい
1つ目は、自社のスケジュールと講師の予定がなかなか合わない場合があることです。また、社内講師のように内部で連携できないため、内容のすり合わせに手間がかかります。当日までにしっかり打ち合わせを重ねておかなければなりません。
講演料がかかる
外部講師への講演料は、10万円~30万円程度が一般的です。有名人では50万円を超えることもあるため、社内の予算を考慮する必要があります。なお、オンライン開催のため交通費や宿泊費は不要です。
オンラインセミナーで社内講師と外部講師の適するシーン
ここでは、社内講師と外部講師それぞれに適した場面をお伝えします。どちらにすればいいかわからないときの参考にしてみてください。
社内講師に適した内容
社内講師に適しているセミナーには、以下のようなものがあります。
- 自社のビジョンや独自の業務内容
- 定期的に開催するビジネスルールやマナーなどの研修会
- すでに自社内でノウハウやスキルがあるもの
外部講師に適した内容
一方、外部講師に適しているセミナーは、以下のようなものです。
- 自社に関連する業界のトレンド情報
- 専門的なビジネスの知識・経験などが求められること
- 自社にスキルやノウハウがないが学ばなければならない内容
オンラインセミナーにおける外部講師の選び方
ここからは、オンラインセミナーで外部講師を選ぶときのポイントを解説していきます。
セミナー内容に関する知識が高い
1つ目は、セミナー内容への知見の高さです。その道のスペシャリストのような、専門知識を豊富に持っている人を選ぶとよいでしょう。
自社の業界のトレンドや動向などを学びたい場合は、業界の重鎮や最新情報を持っている人を選ぶと、満足度の高いセミナーを開催できます。
経験豊富でコミュニケーション能力が高い
2つ目は、同様の内容のセミナー経験がたくさんあり、受講者とのコミュニケーションもしっかり取れることです。実績の件数を確認するほか、可能であれば実際にその講師のセミナーを受講した人のレビュー・感想をチェックすることも大切です。
柔軟な対応が可能
セミナーの内容が通り一遍のものではなく、自社にあわせて内容をカスタマイズしてもらえるかどうかも重要なポイント。打ち合わせのなかでしっかりすり合わせを行い、受講者への事前調査結果などから、受講者のレベルなどの実状に応じた話をしてもらいましょう。
オンラインセミナーの外部講師派遣サービス3選
最後に、オンラインセミナーの講師派遣を請け負ってくれる3つのサービスを紹介します。外部講師が適したセミナーを開催する際には、利用を検討してみてください。
日本綜合経営協会
日本綜合経営協会(※1)は、全国を対象に講師派遣や企画提案を行っているサービスです。およそ50年間の業歴と、年間2,000件というサポート実績があり、登録講師数も4,600名以上と豊富。自社に適した講師がきっと見つかることでしょう。
「オススメ講師」や「人気講師」などが表示されているほか、経営・マーケティング・リスクマネジメントなど、数多くのジャンルから講師検索をすることができます。
講師派遣ナビ
日刊スポーツが運営する講師派遣ナビ(※2)。スポーツ新聞業界で積み上げてきたノウハウやネットワークを活かし、多数の講師のなかから適切な人材をアサインしてくれます。
アスリート・アナウンサー・タレントなど、有名人も多数。経験や知識に基づいたユニークな講演に期待できます。
システムブレーン
システムブレーン(※3)は、20万件以上ものセミナー・講演に携わってきたという実績を持っています。講師を探す場合、主催団体別や職業別、ジャンル別に検索できるほか、実績や人気ランキングなどから求めている人材を見つけることも可能です。
コンサルタントによるサポートも受けられるので、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
講師と二人三脚でオンラインセミナーを成功させよう
今回は、オンラインセミナーの講師についてお伝えしました。講師には社内講師と外部講師の2パターンがあり、それぞれにメリット・デメリットや適したシーンがあることがご理解いただけたのではないでしょうか。
外部講師を選ぶときのポイントや、講師派遣サービスも紹介したので、オンラインセミナーで講師を依頼するときに役立てていただければ幸いです。講師との連携を深めながら、セミナーを成功に導きましょう。
なお、オンライン配信スタジオKOUTENでも外部講師のアサインが可能です。オンラインセミナーの撮影・生配信に適した環境も整っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。