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オンラインセミナーのチラシを作成しよう|メリットや作り方のポイントを解説
オンラインの需要がますます高まり、オンラインセミナーを行う企業が増えています。オンラインセミナーを告知し集客する方法にはさまざまなものがありますが、今回はチラシで告知する方法に焦点を当てました。
オンラインセミナーのチラシを作ることにはどんなメリットがあるのかを知り、作り方のコツを押さえて制作してみましょう。
オンラインセミナーのチラシを作成するメリット
オンラインセミナーを開催するときに、集客のためにチラシを作成する場合があります。ここでは、チラシを作るとどんなメリットがあるのかをお伝えします。
ターゲットを絞って集客できる
オンラインセミナーというと、集客もWebを通じて行うというイメージがあるかもしれません。しかし、Web集客とチラシを併用することにより、それぞれ異なった層にアプローチできる可能性があります。
開催するセミナーに興味を持ってくれそうなターゲットが集まるような場所、もしくは目にしやすい場所にチラシを配布することで、ターゲットにアプローチしやすいです。その結果、集客につながると考えられます。
オンラインセミナーの詳しい情報を伝えやすい
オンラインで行うWeb広告の場合、仮にターゲットの目に入っても情報が流れてしまい、詳細な情報が伝わりにくい可能性があります。
しかし、チラシなら手元に形として残るため、内容をきちんと確認して把握できる点もメリットです。チラシにセミナーの詳細な情報を盛り込めば、興味を持った人に読んでもらいやすくなります。
セミナーの印象を伝えやすい
チラシは人の視覚に訴えかける媒体です。大きな文字や色、おしゃれなデザインなど、チラシが与える印象によって、開催する予定のオンラインセミナーの雰囲気も伝わりやすくなります。
また、過去に開催したセミナーの写真などを載せるのも効果的です。セミナーの存在をより身近に感じることができ、参加へのハードルも下がりやすくなります。
オンラインセミナー用チラシの作り方のコツ
つづいては、オンラインセミナーのチラシを作るときに押さえておきたい5つのポイントを解説していきます。
1.ターゲットを明確化する
まず、どんな相手に訴えかけたいセミナーなのか、ターゲットをはっきりさせましょう。年齢・性別・職種・性格・目的などを絞り込み、チラシを見た人から「自分にとって必要だ」と感じてもらえるようにすることが大切です。
また、ターゲットに響きやすいセミナーのキャッチコピーやタイトルをつけることも重要です。
2.オンラインセミナーの概要や参加することのメリットを記載する
次に、どのような内容のセミナーなのか、何を学べるのか、視聴者がセミナーに参加することによってどんなメリットを得られるのかという概要と、開催日時やセミナーの大まかな流れなどを記載します。
ターゲットに「貴重な時間を取ってでもぜひ参加してみたい」と思わせることが大切です。
3.参加への不安を取り除く
オンラインに限らず、セミナーの内容への信頼性・セミナーの参加費用・セミナー後のしつこい勧誘など、参加することに対して不安要素を抱えるターゲットも多いです。そこで、ターゲットの不安を解消する内容を明記し、参加しやすい雰囲気を作りましょう。
また、過去の参加者の声を掲載するのもおすすめです。ターゲットにとって、同じような悩みを抱える人がほかにもいる、という安心材料にもなります。
4.講師のプロフィールを掲載する
講師の経歴は参加者の安心要素につながります。どんな話が聞けそうであるかや、このような経歴がある講師なら信用できそうなど、セミナーの印象にも関係してくるため、可能な限り載せることが大切です。
また、有名な講師であれば知名度だけでも集客できる可能性があります。内容自体に興味がなくても参加する、という人も増える場合があるので、できる限り掲載しましょう。
5.申し込み方法や連絡先を明記する
チラシを読んだだけで終わり、では開催する意味がないので、読んだらその場で参加への行動を起こしてもらえるように、詳細な申し込みの流れを記載することが重要です。電話・メール・専用フォームなど、申し込みを行う手段をきちんと掲載します。
なお、できれば資料請求や問い合わせなどのクッションを置かず、直接参加を申し込める方法がよいです。
オンラインセミナーのチラシを作成するときの注意点
次は、オンラインセミナーのチラシを作るときに気をつけたいポイントを押さえてみましょう。
1.見やすいデザインにする
文字の書体や大きさ・全体的な色・レイアウト・写真の画質など、チラシのデザインを見やすいように配慮します。ターゲットの心を引けるようなデザインにすることも大切です。
ビジネスマン向けであれば、青や水色などの寒色系でシンプルなデザインにまとめるのがおすすめです。また、女性向けや美容関連などの内容であれば、オレンジやピンクなどの暖色系を用い、明るさやポップ感を出すとよいでしょう。
2.重要なところはわかりやすくする
前項のようにデザインは重要ですが、おしゃれさやかっこよさを追求しすぎて大事なところがわかりにくいと意味がないため、重要な部分は目立つようにはっきりさせます。日時やセミナーの配信に使用するツールなど、わかりやすく見せる工夫をしましょう。
3.情報の優先度を考え内容を盛り込みすぎない
せっかくチラシを作るとあっては、できるだけ多くの情報を掲載したくなるところです。しかし、長い文章やたくさんの文字数ではデザインが煩雑になってしまい、きちんと読んでもらえない可能性があります。
そのため、情報を整理して、優先度の高い情報を簡潔にまとめることが大事です。
無料で使える!チラシの作成やデザインにおすすめのテンプレート・ツール
いざチラシを作るといっても、一からすべて自社で作るとなると大変なものです。そこで、ここからはオンラインセミナー用のチラシを作るのにおすすめのテンプレートがあるサービスを紹介します。ぜひ活用してみてください。
ASOBOADO
チラシやポスターなどのデザイン制作から印刷までを請け負っている会社が、無料で使えるデザインのテンプレートも提供しています。PowerPointを利用して編集できるため、一からデザインすることなく簡単に利用できて自社の情報に変更可能です。
テンプレートの種類は多様で、セミナーにぴったりのデザインも複数あります。どうしてものときは会社に依頼して作ってもらうこともできるので、まずは気に入ったテンプレートを利用して自社制作を試してみてはいかがでしょうか。
Canva
シンプルさを追求したものからデザイン性に富んだものまで、おしゃれなデザインテンプレートが豊富に揃うサービスです。
テンプレートだけでなく、画像・イラスト・フレームなどの素材も1億点以上そろっており、作れるチラシのデザインは無限大。作成のポイントなども記載されているため、初心者でも使いやすく、本格的なデザインのチラシもお手のものです。
サイズもA4やB4など、状況に応じて選ぶことができます。
PIXTA
画像や動画の素材サイトであるPIXTAでも、無料のデザインテンプレートが提供されています。無料会員登録をして好みのテンプレートをダウンロードし、PowerPointで編集するだけと手軽に利用でき、プロが作ったようなチラシを簡単に作ることが可能です。
テンプレートはカテゴリー分けされており、自社に合ったものを選びやすいです。サイズを変更すればポスターやDMなどにも使えるので、一度作ったらチラシとは違う手段で使い回す方法もあります。
ラクスル
印刷や広告のプラットフォームを展開する「ラクスル」が提供している無料テンプレートサービス。無料会員登録後、豊富なデザインテンプレートのなかから好きなものを選んでチラシデータを作成することができます。
サイズはB8からA3まで10段階から選ぶことが可能です。自社に必要なサイズで作ってみてください。
King Printers
ジャンルごとにかわいらしいテンプレートがたくさん用意されているサービスです。「セミナーチラシ」「集客チラシ」などのジャンルもあり、自社のオンラインセミナーに適したデザインも見つかりやすいのではないでしょうか。
テンプレートの内容は、Adobe社が提供する編集ソフトの「Illustrator」や「Photoshop」で編集することができます。編集ソフトを持っていない場合は、「クイックデザイン ONLINE」というツールを使用してオンラインで編集可能です。
パワポン
アスクルが提供するサービスで、PowerPointで編集できる多彩なテンプレートがあります。用途・業種・イメージなどでジャンル分けされており、気に入ったデザインを探しやすいのが特徴です。セミナーに関連するデザインのテンプレートもたくさんあります。
なお、利用するにはパワポンの運営元である「パプリ」の無料会員登録が必要です。会員登録してログインしたあと、使用したいテンプレートのサイズを選んでダウンロードすれば使うことができます。
チラシを活用して広くオンラインセミナーで集客しよう
チラシは、ターゲットに対してWeb広告とは違うアプローチの仕方ができる手段です。セミナーの詳しい情報や雰囲気を伝えやすいなどのメリットもあるので、今回紹介した作成時のポイントや注意点を押さえながら作ってみてはいかがでしょうか。
また、今回取り上げた無料で使えるテンプレートも、デザインの種類が豊富で便利です。ぜひ活用してみてください。