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オンライン配信

オンライン配信とは?必要な配信機材やプラットフォームを紹介

オンライン配信とは?必要な配信機材やプラットフォームを紹介

オンライン配信では、動画の撮影や配信を行うためにさまざまな機材を使用します。マイクやカメラといった一般的に思い浮かぶものだけでなく、プロが使用するような専門的な機材もあると、よりクオリティの高い配信を行えるでしょう。

今回は、オンライン配信の概要を説明し、配信に必要な機材について解説するとともに、配信を行うためのおすすめのプラットフォームを紹介します。これからオンライン配信に取り組みたい企業は、ぜひ参考にしてみてください。

オンライン配信とは|インターネット上で動画を配信すること

オンライン配信とは|インターネット上で動画を配信すること
オンライン配信とは、インターネットを通じてオンラインで動画を配信することです。大きく分けて、ライブ配信とオンデマンド配信の2種類があります。

ライブ配信はリアルタイムで撮影しながらそのまま配信するもの、オンデマンド配信は前もって撮影した動画を編集し、視聴者が好きなときに見られるように配信したものです。

ライブ配信については、
ライブ配信アプリはどう選ぶ? おすすめ配信アプリ・プラットフォーム22選を紹介
オンデマンド配信については、
オンデマンド配信とはどういう意味?メリットや活用シーンを紹介
で特徴などを解説しているので、興味があればあわせてご覧ください。

また、ライブ配信でもオンデマンド配信でも利用できる方法として、会場にも参加者を集めつつオンラインでも配信を行う「ハイブリッド配信」という形式もあります。主催者は会場とオンラインの二重の準備が必要になりますが、参加者は参加方法を選べるため参加しやすいです。

ハイブリッド配信については、
オンライン配信のハイブリッド配信とは?どんなメリットがあるの?導入方法も解説
オンライン配信の手順や必要な準備は、
オンライン配信のやり方とは?準備や配信の3つのコツ、注意点についても解説
オンライン配信はどうやって行う?事前準備ややり方を解説
で詳しくお伝えしています。

オンライン配信の活用場面

オンライン配信は、さまざまな場面で導入されています。どんなシーンで活用できるのか、以下に例を挙げましょう。(リンク先で具体的な解説を見ることができます)

オンライン配信に必要な環境・機材を紹介

オンライン配信に必要な環境・機材を紹介
企業がオンライン配信をする際には、企業への信頼感や顧客満足度の面から、ある程度のクオリティが求められます。そこで、ここからは本格的な配信を行うときに用意しておきたい環境や機材について紹介していきましょう。

また、オンライン配信スタジオ「KOUTEN」で使える機材も提示するので、あわせてチェックしてください。

インターネット環境

企業がオンラインで配信を行うにあたって、安定したインターネット環境は欠かせません。無線のWi-Fi環境下でも行えますが、より安定した配信を目指すなら有線LANを使用するのがおすすめです。

また、上り速度は最低5~6Mbpsあれば配信は可能ですが、変動することもあるため、常時30Mbpsあるとベターでしょう。配信中のトラブルに備えて予備回線も準備しておくと安心です。

KOUTENでは、常時200~500Mbpsの高速インターネット環境と、予備回線をご用意しています。

なお、YouTubeでライブ配信する際の推奨環境について下記記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
YouTubeのライブ配信に必要な回線の速度とは? ネット環境を選ぶポイントを解説

外部カメラ

企業で配信を行う場合は、4K対応など高性能の外付けビデオカメラやデジタルカメラがおすすめです。画質やフレームレート(動きのなめらかさ)、ズーム倍率などのスペックを考慮するほか、複数人が登壇する場合は画角の広いものを選びましょう。

また、カメラを2台以上用意すると、変化や動きが感じられてよりクオリティの高い映像を撮影できます。

KOUTENでは「JVC 4K PTZ リモートカメラ KY-PZ400N」や「Panasonic メモリーカード・カメラレコーダー AG-CX350」を導入しています。

カメラの詳しい選び方については下記のページでチェックしてみてください。
オンライン配信にはどんなカメラを使う? 選び方のポイントとおすすめカメラ10選を紹介

三脚

オンライン配信では、カメラを固定するための三脚も用意しましょう。定点で撮影することにより視点が固定され、ブレ防止にもなります。

三脚には伸縮性の有無や重量・素材の違いなどによってさまざまなタイプがあります。画面が揺れると視聴者が酔ってしまい、離脱される恐れもあるため、使用することが重要です。

なお、三脚を選ぶポイントは、カメラの記事で解説しています。
オンライン配信にはどんなカメラを使う? 選び方のポイントとおすすめカメラ10選を紹介

マイク

通常、PCにもマイクは内蔵されていますが、音声を聞き取りやすくするために別途ピンマイクやハンドマイクを用意しましょう。マイクを選ぶときは、きれいに音を拾えるか、周りの雑音が入らないかが重要です。

また、複数の登壇者がいる場合は本数を考慮すること、無線よりも有線のマイクを使うことも大切です。

KOUTENでは「TASCAM グースネックコンデンサーマイク TM-95GN」をご利用いただけます。

マイクについての詳細は、以下の記事をご覧ください。
オンライン配信にはどんなマイクが必要?マイクの種類や配信の前に確認しておきたいポイントを紹介

照明(ライト)

顔が暗く映る・影が映り込むと、動画の印象がよくありません。

映像をクリアに見せるために照明は必須であり、なかでもLEDライトの調光できるタイプがおすすめです。明るさや色温度を調整できたり複数台あったりすると、見え方に変化をつけられるため便利でしょう。

KOUTENでは、「Phottix LEDライト Nuada R4 Ⅱ LED Light」をご用意しています。

さらに、照明にかぶせる「ソフトボックス」があると、光がやわらかくなって陰影も自然になるためベターです。

ミキサー

ミキサーは、複数の音を混ぜたり整えたりしてコントロールする音響機材です。音声や音楽のバランスを調整したり、環境に応じて音の広がり方を変えたりすることができ、音を演出することによって映像に迫力や臨場感などを持たせられます。

BGMを重ねて流したいときや、ディスカッションや対談のように複数のマイクで複数の登壇者が話す配信などに活躍します。一般的にはテレビやラジオでプロが使用する機械ですが、音質にこだわりたい配信ではぜひ使用しましょう。

KOUTENでは、「TASCAM 12トラックレコーディングミキサー Model 12」を使用しています。

スイッチャー

スイッチャーは、映像を切り替えたり、1つの画面内で複数台のカメラの映像を分割して表示させたりするための機材です。

たとえば、複数のカメラを使っているときに、被写体や角度などを切り替えて映像に変化を出すことができるため、視聴者を飽きさせにくくなります。

KOUTENでは、スイッチャーとしても使えるマルチデバイス「TriCaster Mini(トライキャスターミニ)」を導入しています。機能の詳細などは下記ページをご覧ください。
TriCaster(トライキャスター)とは? 基本的な機能と使い方を紹介

スピーカー

設備が整っている場所であれば、スピーカーを使わなくても音声が行き届きます。しかし、オフィス内や会議室など、撮影する環境によっては音響設備が整っていないため、用意したほうが便利です。

スピーカーは、ハイブリッド配信の際などに活躍します。ただし、使用の際にはハウリングに注意することが大切です。

ビデオキャプチャーデバイス

ビデオキャプチャーデバイスは「キャプチャーボード」とも呼ばれ、カメラで撮影した動画をPCに出力するために使うものです。配信や編集のために、HDMIからUSBにデータを変換してPCに動画を取り込みます。

カメラの種類によっては映像を直接PCに取り込むことができないため、ビデオキャプチャーデバイスが欠かせません。なお、スイッチャーと機能を兼ねている商品もあります。

HDMIケーブル

HDMIケーブルとは、カメラとビデオキャプチャーデバイスをつなぐためのケーブルです。十分な長さが必要ですが、長すぎると伝達に時間がかかります。そのため、長さは5~10m程度を目安にし、カメラとデバイスの距離も考慮して選びましょう。

返し用モニター

返し用モニターとは、今カメラが何を映しているのか、撮影されている側が確認できるモニターです。登壇者は自分がどのように映っているかをモニタリングできるため、便利です。

KOUTENでは2台のモニターをご用意しています。

配信用PC

オンライン配信を行うためには、配信ができるデバイスが必要になります。企業が配信する場合はPCで行うのがベストです。プレゼンテーション資料など、自分の画面を視聴者が見やすい状態で共有できるというメリットもあります。

なお、RAM(作業用のメインメモリ)は8GB以上あると望ましく、録画した動画を編集してオンデマンド配信までする場合は、16GB以上が理想です。CPU(プロセッサー)はCore i5相当以上、可能であればCore i7相当以上がベターです。

トラブルに備えて、予備のPCも用意しておくと安心できるでしょう。

KOUTENでは「JUNS JUNS Pro Studio Premium ProSP-v5」を使用しています。

配信用システム(プラットフォーム)

オンライン配信は、配信用のアプリやサービスといったシステムを介して行う必要があります。配信が行えるシステムの具体例は次の章で取り上げるので、それぞれの特徴を考慮しながら自社に合ったものを選んでみてください。

ライブ配信もオンデマンド配信も!オンライン配信ができるプラットフォームを紹介

ライブ配信もオンデマンド配信も!オンライン配信ができるプラットフォームを紹介
ここでは、オンライン配信を行えるプラットフォームの例を取り上げます。ライブ配信もオンデマンド配信も両方行えるものもあり、フレキシブルに利用可能です。各プラットフォームの特徴をもとに、自社に合ったものを選びましょう。

Vimeo

Vimeoは、高品質な動画が多数投稿されているプラットフォームです。視聴時に広告が表示されない点が大きな特徴で、視聴者もストレスなく見られます。

無料でも利用できますが、容量や機能が少ないため企業が使うなら有料プランがおすすめです。動画の販売や限定公開もでき、商用や内部のみでの活用にも役立ちます。

視聴者はVimeoの動画をダウンロードすることもできます。通常の動画はインターネット環境がないと視聴できませんが、ダウンロードすれば視聴時にネット環境は不要なため便利です。

なお、Vimeoについては、「Vimeoとは? どんなプランがあるの? 動画販売・有料配信の方法を解説」のページでさらに詳しく紹介しています。

YouTube

YouTubeは、世界に20億人以上、日本国内だけでも6,500万人ものユーザーがいるとされる世界最大級の動画サイトです。個人の利用者も多いですが、自社のチャンネルを作成して配信している企業もたくさんあります。

YouTubeの利用世代は10代~60代以上まで幅広く、さまざまな年代にアプローチできるマーケティング市場といえます。自社のチャンネルからオンライン配信するだけでなく、動画広告を配信するのもおすすめです。

YouTubeでは、視聴回数・総再生時間・視聴者の年齢や性別・チャンネル登録者数などさまざまなデータを閲覧することができるため、分析して改善し、次の配信に活用してみましょう。

なお、YouTubeについては、「企業がYouTubeでオンライン配信を行う4つのメリットとは|準備から配信までの流れを解説」もご覧ください。

Zoom

Zoomは主としてライブ配信に対応したプラットフォームです。会議など双方向のやりとりに便利な「ミーティング」や、セミナーのような一方向の配信に便利な「ウェビナー」の機能があります。

Zoomでのライブ配信を録画(アーカイブ)すれば、オンデマンドでも配信できるため、ライブ配信とオンデマンド配信を併用するという使い方も可能です。

ライブ配信に参加できなかった視聴者やライブ配信の内容を見直したい視聴者もいるので、アーカイブのオンデマンド配信を活用しましょう。

また、Zoomでアーカイブした動画をYouTubeにアップロードしたり、Dropboxに格納したりして視聴者に共有することもできます。

Zoomについては、以下のページでも紹介しています。
参考記事:Zoomウェビナーの料金プランとライセンス購入手順を紹介! ミーティングとはどこが違うの?

Microsoft Teams

Microsoft Teamsは、Microsoftが提供するオンライン配信サービスです。Zoomと似たような使い方ができます。

通常のミーティングのほか、「ライブイベント」という機能があり、「Microsoft 365」や「Office 365」の有料のライセンスを所持しておけば最大10,000人まで参加可能な配信が行えます。

Microsoft Officeの各種ツールと連携できるため、それまで個人で管理していたデータなどを社内やチーム内で共同編集を行いやすいのが特徴です。

Google Meet

Google Meetは、Googleが提供するビデオ通話・ビデオ会議サービスです。ビジネスのシーンでもしばしば使われています。

同じ組織内でライブストリーミング(ライブ配信)が行えるため、社内イベントや社員研修・総会などのシーンで活用できます。

ただし、主催者はBusiness Starter・Business Standard・Business Plusのいずれかのプランに加入しなければなりません。プランによって参加できる人数や利用できる機能も異なるため、利用状況にあわせて選んでください。

Facebook Live

Facebook Liveは、Facebookが提供するライブ配信サービスです。

Facebookは他のSNSに比べてユーザーの年齢層が高めで、ビジネスに関心のある利用者が多いことが特徴です。そのため、Facebook LiveはFacebookでつながりのある人を対象にしたオンライン配信を行いたい場合に活躍します。

Facebookのイベントページで配信を告知したり招待したりすることができ、集客しやすいでしょう。Facebookのアカウントを持っていない人も参加できるので、外部で告知してもかまいません。

なお、ライブ配信後に動画をフィードでシェアすることも可能です。

オンライン配信では機材が重要!機材が揃ったスタジオでの撮影もおすすめ

オンライン配信では機材が重要!機材が揃ったスタジオでの撮影もおすすめ
見てきたように、オンライン配信ではさまざまな機材が必要です。すべてが必須というわけではありませんが、配信内容や映像のクオリティを考えるなら、ある程度の環境は整えたほうがよいでしょう。

しかし、機材を一式揃えるのは費用がかかり、使い方も慣れるまでは大変なため、スタジオでのオンライン配信を検討する方法もあります。

KOUTENでは、今回提示したような本格的な機材を用意しており、プロのスタッフも常駐しているため、安心して配信をお任せいただけます。紹介したプラットフォームでの配信にも対応しているので、ぜひ利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

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